12月になりました。 本州も含めて一気に冷え込んできたようですね。
洞爺湖も例に漏れず、徐々にではありますが冬が来ています。
雪も降っては消え、積もっては解け、 日陰から少しずつ雪のエリアが増えてきたようです。
季節の変わり目には、その通り二つの季節が行き来します。
晩秋を思わせる陽気や、その直後に訪れる一瞬だけの冬。
だからこそ、一瞬心を奪われる景色にも出会うことが出来るのです。
ある朝、車を走らせていたら、対岸に天使が降りていました。
どんよりと曇った湖の上の雲の切れ間、 対岸の壮瞥町辺りに、数本の光が降りてきています。
朝の、うすく橙がかった光が斜めになって 対岸の山々を照らしている。
別の朝には、洞爺湖を見下ろす丘の上にいました。
風が強く、峰の木々が大きく揺れています。
空を眺めると、千切れ千切れになった雲の間から 今度は黄色がかった光がちらちらと見え、
それらがまた、今度は湖を照らすのです。
まるでそれは、スポットライトが洞爺湖を一瞬ずつ照らすかのように しかも結構な早さで移動しています。
金比羅山→湖上→月浦集落→湖上→曙集落→湖上→財田・・・なんて風に。
冬は日が短く、気温も低いから尚のこと太陽がありがたく感じます。
今朝も牡丹雪がゆらゆらと空を降りてくる向こうから、
薄い雲を通して太陽の存在が感じられ、 間もなく雲間から光が届きました。
一瞬ですが、なにかを感じる瞬間。
事務所周囲の冬囲い、薪割り、たまっていた事務仕事、
そんな合間にも、洞爺湖は 「ほれ来い、早く来い、カメラ持って来い」 と呼んでいます。
朝夕だけでなく、昼間にも「あっ」と驚く景色を魅せる冬の洞爺湖。
皆さんも実際にそんな瞬間を体感してみませんか?
ウインターツアーの「冬の洞爺 絶景を巡る」がスタートしました。
皆様のご参加お待ちしております。 (ゆ)